調剤薬局の受付は、もっとも薬剤師と患者が接する機会の多い場所です。
そのため、患者にとって快適な設計を心掛けなければいけません。
ここからは、調剤薬局の受付カウンターの設計において、意識したいことを具体的に解説します。
経営があまりうまくいっていないオーナーは、一度参考にしてみてください。

①患者を待たせない設計

調剤薬局の受付カウンターは、できる限り患者を待たせない設計にするべきです。
患者の多くは、待ち時間が長くなることにストレスを感じやすく、「待ち時間が長い」という情報が広まってしまうと、調剤薬局の評判は下がってしまいます。
そのため、受付カウンターでは、以下のような対策を取り、なるべく患者を待たせないようにするべきです。

・カウンター幅を広げ、同時に複数人対応できるようにする
・薬品と商品の区別をせず、どのカウンターでも対応できるようにする

また、患者の待ち時間を減らすためには、受付カウンター自体に工夫をするだけでなく、一度に対応できる薬剤師も増員しなければいけません。

②患者のプライバシーを守れる設計

調剤薬局の受付カウンターを設計する際は、患者のプライバシーを守れるかどうかも意識しましょう。
例えば、複数の患者が横並びでカウンターに並ぶと、隣の患者の受け渡し内容が見えてしまうおそれがあります。
したがって、各カウンターの上には、隣の患者の視界が気にならないよう、不透明のアクリルボードを設置しましょう。
これは、視界対策としてだけでなく、コロナ感染拡大防止の対策にもなります。
ちなみに、ガラスの間仕切りに関しては、何らかの拍子で倒れた際に割れるおそれがあるため、おすすめできません。

③調剤室が見えやすい設計

調剤薬局の受付カウンターは、なるべくその奥にある調剤室が見えやすい設計にするべきです。
なぜなら、処方箋を出す場所がわかりやすい設計の方が、患者には安心感を抱いてもらいやすいからです。
逆に、調剤室が見えにくい場合、どのような形で調剤をしているのかがわからないため、少なからず患者に不安や不信感を与えてしまいます。
可能であれば、受付カウンターの真後ろを調剤室の入口にし、カウンター付近から調剤室の中がすべて見えるような設計にしましょう。

まとめ

経営で苦戦している調剤薬局のオーナーは、受付カウンターの設計が良くないことで、患者をロスしていたり、良い評判を得られていなかったりする可能性があります。
もちろん、待合室など他の場所に関しても、あまり良い設計になっていない可能性はありますが、まずは本記事の内容を参考に、より患者が使いやすい受付カウンターを造るところから始めましょう。