調剤薬局が多くの患者に選ばれるようになるためには、やはり患者に配慮した待合室をつくる必要があります。
また、そのためには、患者がどんなことを気にしているのか、どんなサービスを求めているのかを理解しなければいけません。
ここからは、調剤薬局の待合室づくりの具体例を見ていきましょう。

調剤カウンターにおける工夫

調剤薬局に訪れる患者の中には、処方される薬の内容について、他の患者に知られるのを気にする方もいます。
例えば、緊急避妊薬を受け取りに訪れる方などは、できるだけ周りの患者に内容を聞かれたくないでしょう。
そのような場合に備えて、調剤薬局は待合室にあるカウンターに防音素材を用いることをおすすめします。
例えば、窓口が複数ある調剤カウンターでは、1つ1つの窓口を防音素材の壁で区切ることで、隣の患者に声が聞こえにくくなります。

待合室の音に関する工夫

調剤薬局に訪れる患者の中には、単純に待合室での会話を他の患者に聞かれたくないという方もいるでしょう。
したがって、調剤薬局の待合室では、周囲の会話が聞こえにくくなるように、“マスキング現象”を利用するべきです。
マスキング現象とは、2つの音が重なっている場合に、片方の音がかき消されて聞こえなくなる現象のことをいいます。
また、調剤薬局の待合室でマスキング現象を発生させる方法としては、中央に配置したスピーカーからクラシック等の音楽を流す方法などが挙げられます。
すべての患者の会話をまんべんなく聞こえにくくするために、スピーカーを中央に置くというのがポイントです。

待合室のイスに関する工夫

調剤薬局には、小さい子どもからお年寄りまで、さまざまな患者が訪れます。
また、快適な座席の高さは訪れる患者によって異なるため、調剤薬局の待合室では、高さが調節できるイスを採用しましょう。
こうすることで、老若男女が快適に過ごせる待合室が完成します。
また、ひじ掛け付きのイスを設置するのであれば、左右のひじ掛けが独立しているものを採用しましょう。
左右のひじ掛けが隣り合うイスのものと兼用になっている場合、患者は遠慮してひじ掛けを利用しにくくなってしまいます。

まとめ

ここまで、患者に配慮した調剤薬局の待合室づくりについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
調剤薬局では、単純に薬剤師における患者への対応を良くすることも重要ですが、M&Aも増加してきている昨今、待合室等にもある程度の工夫をしなければ、多くの集患は見込めません。
また、待ち時間を快適にするための工夫、販売商品の充実など、他にもやるべくことはたくさんあります。