新型コロナウイルスの感染拡大は5月に突入しても収束する気配がなく、緊急事態宣言も今月末までの延長が検討されています。
また、そんなコロナ感染拡大に伴い、調剤薬局における“オンライン服薬指導”が最近注目を集めています。
今回は、そんなオンライン服薬指導について詳しく解説したいと思います。

オンライン服薬指導って?

調剤薬局において、薬剤師が患者に薬の服薬方法について説明することを“服薬指導”といいます。
具体的には、患者に対して服薬の時間、回数、量、副作用などについて解説することを指しています。
これがないと、調剤薬局は患者の安全を確保することができません。
また、ビデオ通話などを利用し、患者と対面せずに行う服薬指導を“オンライン服薬指導”といいます。
これまで、オンライン服薬指導は国家戦略特区内でしか行うことができませんでしたが、コロナ感染拡大に伴い、現在は慢性疾患等を有する定期受診患者に対し、当該慢性疾患等に関する医薬品が必要な場合に実施することが認められています。
ちなみに、これは厚生労働省から発表された“新型コロナウイルス感染症対策の基本方針”と事務連絡によって明確にされているルールです。

患者側、調剤薬局側の感染リスクが抑えられるオンライン服薬指導

調剤薬局がオンライン服薬指導を導入すれば、直接患者と接する機会が少なくなるため、調剤薬局側のコロナ感染リスクは軽減されます。
また、これは患者側のメリットでもあり、不特定多数の患者や薬剤師が集まる調剤薬局に訪れることがなければ、人との接触を減らすことができ、必然的にコロナ感染の可能性は低くなります。
調剤薬局には、感染リスクが高いとされる高齢の方も頻繁に訪れるため、これは非常に大きなメリットですね。

オンライン服薬指導導入の難しさ

調剤薬局のオンライン服薬指導導入にメリットがあるのは確かですが、導入するのは決して簡単ではありません。
なぜなら、高齢の方を中心とした患者に対し、オンライン服薬指導の使い方を説明できるノウハウが、そこまで調剤薬局全体で広がっていないからです。
つまり、調剤薬局側が導入しても、患者がその存在や使い方を認知しない限り、なかなかスタンダードな仕組みにはならないということですね。

まとめ

ここまで、コロナ感染拡大で注目されるオンライン服薬指導について解説してきました。
調剤薬局は、少しでもコロナ感染のリスクを減らすために導入すべきですが、それだけでなく、患者に対してサービスの存在、使い方を知ってもらわなければいけません。
また、そのためには、SNSのアカウントやホームページ等をうまく活用しましょう。