調剤薬局が資金繰りに苦しむ理由は、決して1つではありません。
また、M&Aは資金繰りに苦しんでいる調剤薬局の最終手段と考えているオーナーもいるかもしれませんが、資金繰りが苦しいままだと、買い手が付かないことも考えられます。
ここからは、調剤薬局が資金繰りに苦しむ理由について、詳しく解説したいと思います。

継続的な赤字経営

調剤薬局が資金繰りに苦しむ理由として1番多いのは、なんと言っても“継続的な赤字経営”です。
例えば、現時点で余剰資金500万円の調剤薬局があったとします。
ただ、たとえ500万円の余剰資金があっても、毎月50万円ずつ赤字が出続けてしまうと、500万円は1年も経たずしてゼロになってしまいますよね。
こうなると、資金繰りをどうするかの前に、まずは赤字が継続している状態をなんとかしなければいけません。
また、継続的な赤字経営に陥っている調剤薬局は、M&Aにおいて買い手から敬遠されがちであり、八方塞がりになってしまう可能性があります。

在庫が多すぎる

調剤薬局が資金繰りに苦しむ理由には、“在庫が多すぎる”ということも挙げられます。
なぜなら、在庫が多すぎるということは、常に仕入れ金額が売上金額を上回っていることになるためです。
売上が上回っていれば、どれだけ仕入れをしても、基本的に在庫が多くなりすぎることはありません。
また、調剤薬局で仕入れる薬には期限がありますので、毎月のように売上が少ないと、仕入れ分の金額をドブに捨てることにもなりかねないでしょう。

急激な売上アップ

調剤薬局は、“急激な売上アップ”でも資金繰りに苦しむ場合があります。
急に売上がアップした場合、当然それに対応するための仕入れの金額や、業務を回すための人件費は増加しますよね。
ただ、それらの支出が増えるのは、基本的にアップした分の売上を手にする前です。
つまり、売上は上がったものの、その売上が入るまでの期間、資金繰りに苦しく場合があるということですね。
また、売上アップに伴って資金繰りに苦しんだり、人材を確保したりするのが難しくなったことが原因で、経営が困難になり、M&Aに踏み切るという調剤薬局も存在します。

まとめ

ここまで、調剤薬局が資金繰りに苦しむ理由をいくつか解説してきましたが、いかがでしたか?
今後の成長性が見込める調剤薬局であれば、M&Aにおいて引く手数多になる可能性もありますが、成長性が低くなおかつ継続的な赤字経営となっている調剤薬局は、M&Aにおいて苦戦するでしょう。
そのため、やはり最大限まで経営状況を改善させた上で、M&Aに踏み切るかどうか判断することが大切なのです。