経営状況が芳しくない調剤薬局は、患者のことを最優先に考えた調剤薬局づくりができていない可能性があります。
患者の居心地の良さ、使い勝手の良さ、安全性など、さまざまな点を優先的に考えることで、調剤薬局は生き残ることができます。
では、具体的にどんなところに注意して、調剤薬局づくりをするべきなのでしょうか?

“薬を処方するだけの場所”にならないようにする

調剤薬局のメイン業務は、患者に薬を処方することです。
ただ、経営状況が芳しくない調剤薬局は、“薬を処方するだけの場所”にならないような工夫をするべきでしょう。
例えば、サプリや健康食品などの商品を充実させたり、オシャレでゆったり過ごせる内装にしたりといった工夫ですね。
また、既存の枠に捉われないようなオシャレな外観にすることでも、他の調剤薬局と差別化が図れますし、足を止めて入りやすい雰囲気を作ることもできます。

なるべく明るい店内にしよう

患者の安全性を考えるのであれば、調剤薬局の店内はなるべく明るくしましょう。
薬剤師が処方する薬を間違えると、患者の身体に異変が起こる可能性もありますし、最悪の場合、その調剤ミスが命を奪う原因になることもあります。
そのため、調剤時のミス、手渡す際のミスが起こらないようにも、明るい店内にしておくことは重要なのです。
国は調剤薬局の店内における明るさについて、いくつかの規定を設けていますが、可能であれば、それよりもさらに明るい“JIS(日本産業規格)”が定めている基準(500ルクス前後)まで明るくすることをおすすめします。

入口には使い勝手が良くなる工夫を

経営状況が良くない調剤薬局は、患者の使い勝手の良さを重視して、調剤薬局づくりをすることも大切です。
中でも最優先で工夫したいのは、入口の“段差”ですね。
調剤薬局に訪れる患者の中には、身体が不自由であり、段差が大きな負担になってしまう方もいるため、できるだけ段差はなくすようにしましょう。
また、構造上どうしても段差ができてしまうという場合は、車椅子の方でもスムーズに入店できるスロープ、または手すりを設置して対応してください。

まとめ

ここまで、患者のことを最優先に考えた調剤薬局づくりにおいて、注意すべきポイントを解説してきました。
近年、調剤薬局には変化や差別化が求められることが多く、実際対応している調剤薬局の多くは生き残っています。
逆に、それこそ“薬を処方するだけの場所”になってしまった調剤薬局の多くは、廃業またはM&Aによる譲渡を余儀なくされているため、そうなる前にできる限りのことはしておきましょう。