調剤薬局における“待ち時間”は、永遠のテーマだと言えます。
何とか待ち時間を短くしようと、調剤薬局はさまざまな対策を取っていますが、どうしても長くなってしまうのがというのが現状です。
では、患者が我慢できる調剤薬局の待ち時間とは、一体どれくらいなのでしょうか?

患者が我慢できる調剤薬局の待ち時間はどれくらい?

2013年、シチズンによって行われた“ビジネスパーソンの待ち時間意識調査”によると、調剤薬局を含む医療機関で我慢できる待ち時間について、アンケートに答えた過半数が「45分まで」と回答しています。
また、15分、35分、45分でイライラするという方の合計は全体の50.6%にも上り、この結果から、30分前後までしか我慢できないという方も非常に多いことがわかりますね。

調剤薬局の待ち時間は、なぜ長くなってしまうのか?

さまざまな工夫を凝らしても、調剤薬局の待ち時間はどうしても長くなってしまうものです。
その理由には、調剤薬局における薬剤師の“役割”が大きく関係しています。
薬剤師の役割は、患者の処方箋やおくすり手帳、過去の薬剤服用歴など、さまざまなことを確認し、ミスがないように調剤を行うことです。
つまり、待ち時間を短くしようと考えすぎると、処方ミスが発生しやすくなってしまうため、調剤薬局の待ち時間は、どうしても長くなってしまうということです。

調剤薬局の待ち時間を少しでも短くするためには?

調剤薬局の待ち時間を少しでも短くするには、調剤の正確性を下げず、なおかつ業務を効率的に進めることが大切です。
例えば、頻繁に処方される散剤、軟膏の合剤などは、あらかじめ“予製薬”を準備しておくことで、調剤にかかる時間を短くできます。
ただ、予製薬を準備する場合は、予製した日付がわかるよう、あらかじめ記入しておき、万が一古くなった場合は、早急に廃棄するなどの工夫をしなければいけません。
また、別角度からの対策としては、待ち時間における設備を充実させるという方法もあります。
何もない殺風景な待合室だと、患者は待ち時間を長いと感じやすくなるため、ある程度はコストをかけてリニューアルすることをおすすめします。

まとめ

ここまで、調剤薬局の待ち時間に関するデータや対策などについて解説してきましたが、いかがでしたか?
たとえ待ち時間対策を取っていても、調剤薬局が混雑すればするほど、その対策の効果は薄れていきます。
ただ、調剤薬局は、どれだけ忙しくても処方ミスだけは防がなければいけないため、待ち時間を短くするだけでなく、待ち時間を“長く感じさせない”工夫もするべきでしょう。