調剤薬局のM&Aを行う際、売り手のオーナーと買い手企業は、“秘密保持契約”を結びます。
ではこの秘密保持契約において、売り手と買い手がともに注意すべきことには、一体どんなことが挙げられるでしょうか?
円滑なM&Aを目指すために、ぜひ参考にしてください。

調剤薬局のM&Aにおける秘密保持契約の注意点①契約目的を記載する

調剤薬局のM&Aにおける秘密保持契約では、必ず契約書に契約目的を記載するようにしましょう。
秘密保持契約を結ぶ目的は、“M&Aに関する情報だけを公開し、外部に情報を漏らさないこと”です。
契約目的が記載されていないと、売り手のオーナーまたは買い手企業によって、他のことに情報を利用されてしまうかもしれません。
したがって契約書には、“この契約書はM&Aに関する契約書である”ということ、“他の目的で使用しない”ということを必ず記載しましょう。

調剤薬局のM&Aにおける秘密保持契約の注意点②どこまで情報を共有するのかを記載する

調剤薬局のM&Aにおける秘密保持契約では、どこまで情報を共有するのかを契約書に記載することも大切です。
買い手企業は、調剤薬局を吸収した後のリスクを軽減するため、売り手であるオーナーから多くの情報を求める場合が多いです。
ただ売り手である調剤薬局のオーナーが、多くの情報を開示するということは、オーナーにおける情報漏えいの危険性が高まるということになります。
したがって、どこまで情報を共有するのか、その範囲を決めておくことは、売り手のオーナーにとってとても重要なことだと言えます。

調剤薬局のM&Aにおける秘密保持契約の注意点③契約が不成立になった場合の対応について記載する

調剤薬局のM&Aにおける秘密保持契約では、契約が不成立になった場合の対応についても、契約書に記載する必要があります。
1度秘密保持契約を結んだからと言って、そのままM&Aが成立するとは限りません。
もし契約が不成立になった場合の対応について記載していないと、双方はお互いに情報を開示したままになってしまい、後々悪用される可能性もあります。
したがって契約書には、“契約の不成立時には情報を返却、破棄する”、または“第三者に公開しない”といったことを記載しておくべきです。

まとめ

調剤薬局のM&Aにおける、秘密保持契約の注意点について解説しましたが、いかがでしたか?
M&Aに関する情報は、売り手である調剤薬局のオーナーにとっても買い手企業にとっても、非常に機密性の高い情報だと言えます。
したがって、適切な秘密保持契約を交わし、両者ともに情報を漏えいしたり、悪用したりできない状況を作っておきましょう。