経営が苦しく、M&Aも視野に入れている調剤薬局のオーナーさんの中で、“調剤薬局は薬を売る場所”だと考えている方はいませんか?
そういう方は、調剤薬局の経営状況を立て直すために、“調剤薬局は薬とサービスを売る場所”だと考えることをおすすめします。
では“サービスを売る”とは、一体どういうことなのでしょうか?

調剤薬局で“サービスを売る”ってどういうこと?

調剤薬局でサービスを売るというのは、つまり“患者にとって心地良い空間を提供する”ということです。
もちろん、調剤薬局が薬を売る場所であることは間違いありません。
そして多くの患者の目的が、薬を購入することであるのも事実です。
ただやはり経営難に陥っている調剤薬局では、ただ単に薬を提供しているだけというケースが多く見られます。
調剤薬局も飲食店や商品を販売する別の店舗と同じで、“またこの調剤薬局に来たい”と思ってもらうことが重要です。

調剤薬局はこうやってサービスを売ろう!

調剤薬局がサービスを売る、つまり心地よい空間を提供するには、患者の“待ち時間における不満”を解消すべきです。
調剤薬局が混雑している際は、患者が長い時間薬の処方を持つことも珍しくありません。
また薬を待つ時間は、実際に流れている時間よりも長く感じてしまうものです。
患者に待ち時間が長いと感じさせないためには、まず“時間がゆったりと流れる空間を提供する”ということが大切です。
例えば、調剤薬局内にゆったりした曲調のクラシックを流したり、キッズスペースを用意したりすることをおすすめします。
こうすることで、1人で訪れる患者、または親子で訪れる患者に対して、時間がゆったりと流れる時間を提供することができます。

調剤薬局がサービスを売ることによる相乗効果

調剤薬局がサービスを売ることによって、さまざまな相乗効果が期待できます。
調剤薬局に訪れる患者数の増加が見込める、来客が心地よい空間を利用できるという効果のほかに、“モラルに反する患者が少なくなる”という効果もあります。
患者にできるだけストレスや不満が溜まらない環境を提供することで、心に余裕が生まれるためです。
結果的に、それが調剤薬局における負担の減少、他の患者への迷惑行為の減少にも繋がります。

まとめ

調剤薬局におけるM&Aは増加の一途を辿り、今もなおM&Aを検討している調剤薬局は数多く存在します。
経営の継続を目指している調剤薬局があるにも関わらず、業界の不況や後継者不足が顕著だということが大きな理由です。
ただそれでも、もう少し調剤薬局の経営を継続してみようと考えるのであれば、“サービスを売る”という考え方をぜひ取り入れていただきたいと思います。