調剤薬局の事業承継を進める際、後継者となる人物の気持ちを理解してプランを立てることはとても重要です。
ただ調剤薬局で働く従業員がいる場合は、その従業員の気持ちも理解して、事業承継を進めていかなければいけません。
調剤薬局の事業承継において、従業員が不安に感じることはどんなことなのかを解説します。

調剤薬局の事業承継で従業員が不安に感じること①後継者の選定

調剤薬局の事業承継で従業員が不安に感じることと言えば、何と言っても後継者の選定です。
例えば調剤薬局での勤務経験がほとんどない実子を後継者にする場合、または外部から募集した人物を後継者にする場合など、従業員が不安になるケースは多いです。
調剤薬局の現オーナーは、なるべく従業員に“後継者がこの人で大丈夫なのか”という気持ちを抱かせないようにする必要があります。
実子を後継者にする際は、必ず調剤薬局の現場での勤務経験を積ませ、オーナーが代わっても勤務し続ける従業員の不安を解消しましょう。
また従業員に対して、“後継者を選定した理由”をしっかり説明することも重要です。

調剤薬局の事業承継で従業員が不安に感じること②後継者のサポート

後継者のサポートも、調剤薬局の事業承継において従業員が不安に感じることの1つです。
オーナーという立場を受け継いだ後継者であっても、最初は周りの従業員のサポートを受けながら経営するケースが多いです。
したがって現オーナーは、後継者の育成と合わせて、後継者をサポートできる従業員の選定・育成もしておくべきなのです。
その際に後継者のサポート役として選定された従業員は、必ず“自分がサポートできるのか”という不安に駆られます。
もちろん後継者のサポート役として従業員を選定する場合、ある程度勤務実績のある人材を選定するでしょう。
ただこれまで一従業員として勤務してきた人物が、いきなり調剤薬局の存続に関わる役割を担うことになるため、当然不安な気持ちにもなります。
したがって現オーナーは、従業員にサポート役としての仕事や心構えなどを、従業員が納得いくまで教え込む必要があります。

まとめ

調剤薬局の事業承継は、後継者だけでなく従業員も不安な気持ちになるものです。
もちろん、後継者や従業員を育成する現オーナーにも不安な気持ちはあるでしょう。
ただ現オーナーは、後継者と従業員の不安を取り除けるような事業承継プランを立てることで、自身の不安を解消することができます。
全員の不安の取り除いた状態で事業承継を進めることができれば、これからも調剤薬局が存続していく可能性は高いでしょう。