調剤薬局をM&Aで売却する際、売却価格はどのように決まるのか気になりますよね。
売却価格がどのように決まるのかを知っておかないと、調剤薬局のオーナーは思ったほどM&Aによる恩恵を受けられないかもしれません。
M&Aで失敗しないために、必ず事前に確認しておきましょう。

調剤薬局をM&Aで売却するときの価格はこれで決まる!

調剤薬局をM&Aで売却する際の価格は、“営業権価格”、“時価純資産価額”の2つで決まります。
営業権価格とは、その調剤薬局がどれくらいの利益を上げられるかという能力を表す価格のことを言います。
買い手の企業は、当然利益を上げられる能力のある調剤薬局を望んでいるため、営業権価格が上がれば、売却価格のアップに繋がります。
買い手企業は調剤薬局の現在の経営状況から、数年先の経営状況を予測して、営業権価格を割り出します。
時価純資産価額とは、貸借対照表における設備などの資産を時価に評価し直して弾き出される、時価ベースの調剤薬局の純資産のことを言います。
調剤薬局のオーナーは、上記2つの要素を参考に売却価格が決定されることを知っておきましょう。

調剤薬局をM&Aで売却する前に価値がどれくらいなのか把握しよう

前述した2つの要素で調剤薬局の売却価格は決定されますが、それ以外に価格決定に関する要素が存在しないわけではありません。
例えば調剤薬局の営業権価格が高いだけでなく、買い手企業との相乗効果が期待できると判断された場合は、さらに売却価格が上乗せされることもあります。
このようなことを加味すると、調剤薬局でM&Aを売却する前に、現在どれくらいの売却価格が期待できるのかを把握しておくべきでしょう。
M&Aによる売却を実践するかしないかは別として、売却価格を知っておくことで今後のプランがより明確になります。
もし自分の調剤薬局の価値が高いことがわかれば、M&Aによる売却に向いているタイミングかもしれません。
逆に価値が低いことがわかった場合でも、高い価格で売却できるような対策を打つことは可能です。
少しでもM&Aという選択肢を検討している調剤薬局であれば、1度仲介業者に現在の売却価格を評価してもらうことをおすすめします。

まとめ

調剤薬局をM&Aで売却する際の価格は、基本的に営業権価格、時価純資産価額を参考にして決定されます。
ただ事前に売却価格を把握しておくことで、“もっと高値で売れると思っていた”というような状況は防ぐことができます。
赤字経営の調剤薬局であっても、タイミングや経営体制の改善によっては高い売却価格が付くことも考えられます。
打てる手は必ず打っておきましょう。