調剤薬局の事業承継における後継者が決定した後は、さっそく教育の計画を立てなくてはいけません。
実行する時期を明確にし、その時期に計画通り調剤薬局の事業承継が出来るように、職場・現場でも社外でも後継者を教育する必要があります。
調剤薬局における後継者の教育計画を具体的に解説しましょう。

調剤薬局における後継者の教育計画①職場・現場で行うべき教育

調剤薬局における職場・現場で行うべき教育から見てみましょう。
まず後継者が決定したら、調剤薬局において重要な業務をローテーションで経験させるようにしましょう。
調剤薬局では、営業や在庫管理・発注などが重要な業務となります。
各業務を後継者に少しずつ経験させる事で、調剤薬局における業務のプロセスや、専門的な技術・知識を身に付けさせる為の教育となります。
またその他にも、取引先との交渉や経営に関わる意思決定を後継者に任せる事で、経営者としての自覚や責任感を芽生えさせる事が出来ます。
いくら調剤薬局における業務を理解し、専門的な知識と技術が身についていたとしても、それを上手く活用しなければ後継者は務まりません。
そして最終的に社内で行う後継者の教育には、現オーナーからの引き継ぎも含まれます。
社内で後継者に様々な事を経験させた後、この引き継ぎの為にまた時間を設けるようにしましょう。
現オーナーから後継者に引き継ぐ内容は、調剤薬局における大事な情報ばかりです。
例えば調剤薬局の経営状況、今後の展望、市場や業界の動向など、後継者として知っておくべき事を現オーナー直々に伝えます。
もちろん、現オーナーが持つ経営に関するノウハウ等も引き継ぐ事で、オーナーが理想とする後継者を作り上げる為の教育に近づきます。

調剤薬局における後継者の教育計画②社外で行うべき教育

社外で行うべき後継者の教育として有効なのは、「別の調剤薬局に勤務させる」という方法です。
別の調剤薬局にしかない独自の経営スキルを身に付ける事ができ、そこから新しい人脈を広げる事にも繋がります。
その他には、後継者の教育を支援してくれる「セミナー」へ参加させる事が挙げられます。
社外でのセミナーは、調剤薬局の後継者に必要な知識、技術を短時間で教育出来る事が期待出来ます。
また調剤薬局の現場での後継者教育と並行する事も可能なので、セミナーで身に付けた知識や技術をすぐに現場で活かす事も出来ます。

まとめ

調剤薬局の事業承継における後継者は、決定するだけで満足していてはいけません。
事業承継が実行される時期から逆算して教育し、時期が来たら何の問題もなく引き継げる為の準備が重要なのです。
それでも上手く後継者が育たないという場合は、調剤薬局のM&Aという選択肢もある事を把握しておきましょう。