仲介会社は、M&Aを実施しようと考える調剤薬局にとってなくてはならない存在です。
もちろん仲介会社を利用しなくてもM&A契約は可能ですが、利用することで多くの利益に繋がる買い手企業を見つけられる可能性が上がります。
今回は、調剤薬局がM&Aの仲介会社を利用する際の費用について解説します。

調剤薬局がM&A仲介会社に支払う費用①契約合意までにかかる費用

まず調剤薬局がM&A仲介会社を利用する際には、どんな所で費用が必要になるのでしょうか?
契約が合意するまでに必要な費用の相場は以下の通りです。

 相談料:無料
 着手金(契約締結時):500,000円~1,000,000円
 中間金:500,000円前後

調剤薬局がM&A仲介会社を利用する際の費用の内、相談料は無料の場合がほとんどです。
M&Aの契約が締結した際に着手金が500,000円から1,000,000円かかる場合はありますが、この費用は契約することが決まった後に支払います。
従って、仲介会社に相談するだけであれば気軽に利用出来るというのが1つのメリットでもあります。

調剤薬局がM&A仲介会社に支払う費用②成功報酬

仲介会社に支払う成功報酬は、調剤薬局の譲渡価格によって変動します。
一般的にM&Aの仲介会社では、「リーマン基準」という計算方法を使って成功報酬の額が決められています。

譲渡価格 成功報酬
1,000万円以下 1,500,000円
3,000万円以下 2,500,000円
6,000万円以下 3,500,000円
1億円以下 5,000,000円
1億円~5億円 譲渡価格の5%
5億円~10億円 譲渡価格の4%
10億円~50億円 譲渡価格の3%
50億円以上 譲渡価格の2%

調剤薬局の譲渡価格が高ければ高いほど、仲介会社に支払う費用の割合は少なくなっていきます。
上記の計算は、「取引価格ベース」で計算された費用です。
これ以外に、仲介会社によっては売り手の調剤薬局の負債額もまとめて計算する「移動総資産ベース」という方法を採用している所もあります。
負債がまとめて計算されないため、取引価格ベースの方が調剤薬局側としてはM&Aの費用を抑えられます。

調剤薬局がM&A仲介会社に依頼するにあたって知っておきたい費用のこと

M&Aの仲介会社は、M&Aが成功した後に報酬を依頼者から受け取る「完全成功報酬」という制度を採用している所が多いです。
何故かと言うと、例え経験が豊富な仲介会社を持ってしても、必ずM&Aが成功するとは限らないからです。
またこの制度を採用することで、少しでも依頼者の不安を減らそうと努力しているのです。

まとめ

調剤薬局がM&A仲介会社に依頼する場合は、必ず手数料について事前に調べたり、相談したりすることを忘れてはいけません。
仲介会社とトラブルになってしまうと、自身の負担を減らすためにM&Aに踏み切ったオーナーは、返って負担を増やしてしまうことになります。
まずは気軽に相談して、複数の仲介会社を比較してみるのも1つの方法でしょう。