調剤薬局のオーナーはプランを明確にし、しっかりと後継者を育成した上で事業承継をしなくてはいけません。
ただほとんどのオーナーが、事業承継が現実味を帯び始めてから育成について学ぶことになるので、どうすれば優秀な後継者が育つのか分からないという方も多いです。
今回はそんなオーナーのために、後継者育成のための支援策をいくつか紹介しましょう。

後継者育成に関する支援策①経営革新塾

経営革新塾は、事業承継の後継者に選ばれた若い世代の方などを対象に、経営に関する戦略、組織を管理するためのノウハウなどを教えてくれる講座の1つです。
中小企業庁の支援策として、主に全国の商工会議所で開催されています。
具体的な講座の内容としては、事業承継の必要性や成功事例の解説、経営環境の分析方法、戦略の作成方法や実践方法などが挙げられます。
講師は主に経営コンサルタントや中小企業診断士で、後継者だけでなくオーナーも参加出来る支援講座となっています。
また経営革新塾の受講が終わった後でも、希望する方は商工会議所で引き続き受講することが出来ます。
主に企業の経営革新が円滑に進むようにサポートする講座ですが、後継者育成の支援策としても十分な結果を得られるでしょう。

後継者育成に関する支援策②経営後継者研修

経営後継者研修は、読んで字のごとく事業承継における後継者候補などを対象に、経営戦略や財務、経営のマインドや能力の開発などを教える研修です。
中小企業大学校東京校という支援学校によって毎年実施され、実地研修なども行われる本格的な支援です。
後継者としての自覚や、長く続く企業を作るための手法、さらには経営における専門的な知識など、必要なことはほぼ全て学べると言っても過言ではありません。
ただ経営後継者研修を受けるには、事前に書類選考と面接を通過しなくてはいけません。
ちなみに中小企業大学校東京校は、経営後継者研修以外にも様々な支援を行っています。
後継者としての基本的なスキルを3日間で研修するコースなどもあり、1から後継者を育成したいというオーナーにもおすすめです。
そして中小企業大学校で受ける研修は、「訓練給付金」という後継者育成のための助成金を支給される対象になることもあります。
オーナーは訓練給付金の申請をして、効率良くなおかつ無駄な資金を使わずに後継者を育成しましょう。

まとめ

後継者の育成を支援する研修や講座は数多くありますが、後継者に事業承継を受ける気がないなど、どうしても解決出来ない部分もあります。
そういう時は、調剤薬局のM&Aを選択肢の1つとして考えましょう。
後継者の育成に悩んで、オーナーがなかなか一線から退けないという状況が続いているようであれば、ぜひ検討してみましょう。