M&Aが非常に増えている調剤薬局業界ですが、そもそもM&Aが盛んになった原因はどこにあるのでしょうか?
調剤薬局業界のM&Aと、後継者・跡継ぎの関係性についてお話します。

子供が後継者・跡継ぎになるケースが少ない

調剤薬局業界でM&Aが盛んになった理由の1つに、後継者・跡継ぎの不足が挙げられます。
調剤薬局のオーナーさんは、高齢になっても経営や資金繰り、医療機関との意見交換など、ありとあらゆる仕事をこなさなくてはいけません。
しかし体力面の限界が理由でリタイヤしようと思っても、後継者・跡継ぎが不足している為、なかなか出来ないのが現状です。
後継者・跡継ぎとして1番身近な存在は、やはりオーナーさんの子供です。
そのまま子供が調剤薬局を継いでくれるとありがたいのですが、調剤薬局では子供が後継者・跡継ぎになるというケースはそれほど見られません。
これは調剤薬局業界に限らない話ですが、個人の考えや意見を尊重する時代となった今、親の業種とは関係のない業種に子供が従事する事は珍しい事ではないのです。

調剤薬局の従業員が後継者・跡継ぎになるケースは?

もし子供を後継者・跡継ぎに出来ないのであれば、あとは調剤薬局の従業員から適した人材を選ぶしか方法はありません。
薬学部は以前まで4年制でしたが、6年制に変わったことで薬剤師が世に輩出されるペースが極端に落ちている中、事業規模の小さい薬局が、後継者として適任である優秀な人材を確保する事は至難の業です。
仮にもし打診されたとしても、リスクを負って経営までは出来ない、という方も当然います。
つまり、様々な要因が重なって、調剤薬局の後継者・跡継ぎを探す事は思った以上に難しいのです。

まとめ

こういった調剤薬局業界の後継者・跡継ぎ不足の問題を解決すべく登場したのが、M&Aです。
M&Aをすることで廃業することなく調剤薬局が継続できる為、オーナーさんは契約している医療機関、付き合いが長い患者さんに迷惑をかけることなく退職出来ます。
特に過疎化の進んでいる地方で経営している調剤薬局は、廃業すると患者さんに大きな負担をかけてしまいます。
M&Aは調剤薬局が廃業する訳ではないので、現在調剤薬局で働いている従業員を解雇する必要もありません。
M&Aでオーナーさんが変わったとしても、新しいオーナーさんとの労働条件面が特に問題なければ、引き続き従業員は働く事が出来るのです。
もし後継者・跡継ぎの不足で悩んでいる調剤薬局のオーナーさんは、ぜひ1度M&Aの実施を検討してみましょう。