調剤薬局業界といえば、M&Aが盛んに行われている業界です。しかし将来性がない業界であれば、わざわざM&Aなどは行われないでしょう。調剤薬局業界には将来性があると思われる理由があるのでしょうか?

・調剤薬局業界に将来性があると思われる理由は?

それでは、調剤薬局に将来性があると思われる理由にはどういったものがあるでしょうか?
日本の社会は、超高齢化社会を迎えるといわれています。高齢者が増えるということは、それだけ病院にかかる人が増えるということだといっても過言ではないでしょう。そうなれば、調剤薬局を利用する人も当然増えることになります。
ただし、通常は病院に行った患者は、帰りにそのまま処方箋を調剤薬局へと持っていきます。そのため、病院からすぐ近くにある調剤薬局には将来性があるのですが、少し離れた場所にある調剤薬局からは客が離れてしまい、将来性が悪くなってしまう傾向があります。
このように、調剤薬局全体としては将来性があるといえますが、立地条件などで大きな差が出てしまいます。

・調剤薬局業界の問題点は?

しかし、調剤薬局業界には将来性がある面ばかりではなく、様々な問題点もあります。
問題点としてまず浮かぶのが、薬剤師の不足です。薬学部が4年制から6年制に変更されたことで、薬学部を志望する人が減ってしまい、薬剤師そのものも減少傾向にあります。そのため、個人経営などの小さい調剤薬局では薬剤師を確保することが難しく、後継者も不足する傾向にあります。
こうした問題を解決するため、調剤薬局ではM&Aが行われることが多くなります。特にこれまで個人経営だった調剤薬局ではオーナーが高齢となったものの後継者がいないため、大手薬局チェーンの傘下に入ることを望むケースなどが増えているのです。大手の薬局チェーンでも、すでにある店舗を買収することで支店を新たに設立する手間が省けるうえ、現状訪れる顧客をそのまま引き継ぐことができるので調剤薬局の買収には積極的なことが多く、様々な問題の解決にもつながっています。

このように、調剤薬局業界には将来性ばかりではなく問題点もありますが、M&Aによってその問題も解決しています。

・まとめ

調剤薬局業界全体では、超高齢化社会となりつつある日本の現状に伴って将来性がある業界と言われています。しかしその一方で、調剤薬局業界には後継者不足や薬剤師の減少といった問題点もあります。
こうした問題点を解消するため、調剤薬局業界ではM&Aが盛んに行われています。いくら調剤薬局には将来性があるとはいえ、個人経営の調剤薬局などは問題を抱えていることも多いのですが、M&Aによってその問題も多くが解決できるのです。もしも調剤薬局を経営していて不安な点がある場合は、一度M&A仲介会社に相談してみてはいかがでしょうか。